給与未払い、阿久根市の敗訴確定へ
2010年 03月 18日
3月18日20時7分配信 読売新聞より
鹿児島県阿久根市で庁舎内の職員人件費に関する
張り紙をはがして懲戒免職になった元係長の男性(45)に対して、
未払い給与やボーナスを支給するよう市に命じた3日の鹿児島地裁判決について、
市は18日の控訴期限までに控訴せず、市の敗訴が確定する。
竹原信一市長は当初、控訴する方針を示していた。
読売新聞は市総務課を通じ、控訴について市長にコメントを求めたが、
18日までに回答はなかった。
竹原市長は昨年7月、男性を懲戒免職にした。
男性は同8月、処分取り消し訴訟を起こすとともに、
行政事件訴訟法に基づき効力停止を申し立てた。
同地裁は同10月、効力停止を決定したが、竹原市長は男性の復職を拒否。
給与やボーナスの支払いにも応じていない。
3日の地裁判決では、財産の差し押さえができる仮執行も認めており、
地裁川内支部が強制執行の手続きに入っている。