汚染は数十年続く 避難範囲広がる恐れも指摘 仏原子力当局
2011年 03月 23日
汚染は数十年続く
避難範囲広がる恐れも指摘
仏原子力当局
産経新聞 2011.3.22 00:25 より
フランスの公的機関、
原子力安全局(ASN)の
ラコスト局長は
21日の記者会見で、
福島第1原発の事故で
放出された放射性物質による汚染は、
今後数十年続く可能性があると表明した。
また汚染が避難指示区域である
原発から20キロの範囲を超えて
広がる恐れも指摘した。
同局長は
「放射性物質の放出は既に深刻であり、
なお続いている。
日本にとり(汚染との闘いは)
何十年も続くことになるだろう」
と指摘した。
特に土壌への残留放射性物質の問題が
深刻だとした上で
「日本政府はまだ
放射性物質の汚染地域の地図を
示していないが、
原発から20キロの範囲を
超えて広がることも
あり得ないことではない」と述べた。
また別の担当者は
「気象条件を考慮に入れると、
汚染地域が原発から
100キロ圏に広がることもあり得る」
と述べた。(共同)