日産、米からエンジン輸入へ=国内工場、復旧に時間
2011年 03月 25日
時事通信 3月25日(金)0時43分配信より
【ニューヨーク時事】日産自動車は24日、東日本大震災の影響で操業を停止している福島県いわき市のエンジン工場に代わり、同社の米国工場からエンジンを日本国内に調達する方向で調整していると発表した。
調達を検討しているのは、米テネシー州デカードにあるエンジン工場で製造するV型6気筒エンジン。被災したいわき工場は、スポーツ用多目的車(SUV)「ムラーノ」やセダン「フーガ」など高級車向けエンジンの製造拠点だが、震源地に近く余震が続いていることなどから、操業再開には時間がかかる見通しだ。
デカード工場では、中型セダン「アルティマ」向けなど、いわき工場とほぼ同型のエンジンを製造している。デカード工場からの調達の規模や開始時期など詳細は決まっていない。