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by 幸田 晋

原子力エネルギー政策は不変=福島の教訓生かす―仏原子力大手アレバ

原子力エネルギー政策は不変=福島の教訓生かす―仏原子力大手アレバ
時事通信 3月31日(木)23時3分配信より

 来日中の仏原子力大手アレバのロベルジョン最高経営責任者(CEO)は31日、都内で記者会見し、福島第1原発の放射能漏れ事故の経験から得られた教訓を、原発の構造設計面などで生かしていく意向を明らかにした。一方で、世界各地で反原発運動が起きているものの、「原子力エネルギー政策に全く変化はない」と強調した。
 同CEOは福島原発の事故について、「地震の後に津波が襲うという、前例のないものだ」と指摘。事後処理も「かなり長くかかるだろう」と予想した。
 その上でCEOは、福島原発事故を受けた対応として、既存原発の検査を、特に洪水への耐性を含めて進めているほか、新設原発でも「安全を最大限保証する必要がある」と話した。
 ロベルジョンCEOは一方で、反原発の機運の高まりについて、「(原発への)恐れがあることを十分理解しなければならない」と強調。ただ、原発の経済効率性の高さや二酸化炭素(CO2)の排出抑制といった利点を改めて訴え、原発推進の方向は不変との見解を示した。
by kuroki_kazuya | 2011-04-01 03:51 | 核 原子力