東電、尾瀬の土地売りたいけれど…
2011年 04月 30日
尾瀬の土地売りたいけれど…
読売新聞
4月30日(土)14時31分配信より
群馬、福島など4県にまたがる
尾瀬国立公園(総面積約3万7200ヘクタール)
の約4割を占める
東京電力の所有地の行方が注目されている。
福島第一原子力発電所事故の
被害者への補償金を捻出するため、
東電は保有資産の売却・整理を進める方針だが、
国立公園内の土地の売却は難しいためだ。
原発賠償金へ
東電は尾瀬国立公園に
約1万6000ヘクタールの土地を所有している。
前身の電力会社が
1900年代前半から持っていた土地で、
現在は環境保護などのために毎年約2億円を拠出している。
東電の所有地は、
尾瀬ヶ原を含む特別保護地区では全体の約7割に達する。
東電はホームページで
「日本の宝でもあり、世界の宝でもある」とうたい、
湿原の保護や観光客が歩くための
木道の整備などを行っている。
尾瀬は無料で開放されており、
収入はほとんどない。