スキーにはまっています。


by 幸田 晋

浜岡原発停止、代替燃料コスト 中部電業績に重荷

浜岡原発停止、
代替燃料コスト 
中部電業績に重荷


産経新聞
5月7日(土)0時42分配信より


 稼働中の原子力発電所の全面停止を要請される異例の事態になった中部電力は、平成23年度のピーク電力をまかなう余裕を失う綱渡りの供給態勢を強いられるうえ、原発停止に伴う燃料などのコスト高で、24年3月期の業績が大幅に落ち込む可能性が出てきた。

 中部電力が今夏に見込むピーク電力の2560万キロワットに対し、供給力の余裕はわずか77万キロワット。同社の試算では、夏場に気温が1度上昇すると電力需要は80万キロワット程度増え、昨夏のような「想定」以上の猛暑になれば、電力をまかなえなくなる計算だ。

 一方で、稼働中の火力発電所でも、今年度に定期検査を迎える設備があり、数カ月間の稼働停止を余儀なくされる。電力需要をカバーできない恐れがあれば、定検の時期をずらすなど「特例措置を求めなければいけない必要が出てくる」(関係者)という。

 愛知県内などに休眠中の火力発電所があり、再稼働させるなどの措置が必要だが、休止中の発電所を再稼働させるには「相当な時間」がかかることから、簡単ではない。

 首相の要請とはいえ、こうした状況は、経営にも大きな打撃になる。

 中部電によると現在、定期検査のための浜岡原発3号機の停止で、1日当たり2億円のコスト高になっている。決算期末の来年3月まで停止が続くと、単純計算で540億円の減益要因。3~5号機すべてが停止すれば、赤字転落も避けられなくなる。
by kuroki_kazuya | 2011-05-07 03:35 | 核 原子力