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by 幸田 晋

東電解体の道筋残す=賠償枠組みで―経産相

東電解体の道筋残す=
賠償枠組みで―
経産相

時事通信
5月11日(水)18時41分配信より


 海江田万里経済産業相は11日、日本記者クラブで会見し、東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償の枠組みに関して「何年先か分からないが、将来の発送電分離の可能性を奪う形になってはいけない」と述べた。
 
枠組みは、
東電を当面、地域独占の電力会社として存続させ、
賠償支払いに当たらせるのが前提。

ただ、経産相の発言は、

東電の発電と送電の両部門分離や、
原発部門の切り離しなど解体を通して、

他業種からの発電事業参入を容易にする
など電力自由化につなげる道筋も残すことを示唆した形だ。


 また、経産相は「東電救済の枠組みではないことは、関係閣僚でしっかり確認している」と強調。目的はスムーズな賠償支払いで、東電をはじめ同社の株主や取引金融機関を救う仕組みではないかとの批判をかわした。
 さらに、「東電は自分たちに都合のいい主張をしてきたが、『そんなことではいけない』としっかり反論してきた」と明かした。
by kuroki_kazuya | 2011-05-12 01:43 | 核 原子力