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by 幸田 晋

農産物出荷制限 静岡県の川勝知事、「荒茶の検査はしない」と言い切る

農産物出荷制限 
静岡県の川勝知事、
「荒茶の検査はしない」
と言い切る


フジテレビ系(FNN)
6月3日(金)0時50分配信より


静岡県の川勝平太知事は、「本当におかしいと思っています。荒茶は半製品でございますから、それ自体を人が口にすることはない」と、憤りを見せた。
原因は、2日に決められた政府の対応だった。


枝野官房長官は、
「お茶における放射性セシウムの管理方法について、
生葉のみならず、荒茶および製茶についても、

暫定規制値である
1kgあたり500ベクレルを適用
することといたしました」と述べた。


お茶の葉をめぐっては、これまで神奈川など6県の生の茶葉から、基準値を超えるセシウムが検出されていた。
今回、規制対象となる荒茶とは、この生の茶葉を乾燥させたもので、重さは生の茶葉の5分の1になるという。
しかし、この結果、荒茶の放射性物質の濃度は、生の茶葉の5倍になるとされ、規制値である、1kgあたり500ベクレルを超える可能性が高まることになる。
静岡県のお茶加工会社は、「もう本当にね、死活問題ですね。変な規制値、基準の数字を出されると、もう業界全体、どうしようもなくなっちゃう」と話した。
政府の荒茶に対する新たな方針に、静岡県知事は「荒茶の検査はしない」と言い切り、今後、国と協議していきたいとしている。
by kuroki_kazuya | 2011-06-03 03:38 | 核 原子力