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by 幸田 晋

停電でも消えない信号、全国拡大へ 三洋の蓄電池使用

停電でも消えない信号、
全国拡大へ 
三洋の蓄電池使用

産経新聞
6月19日(日)1時13分配信より


 停電しても消えない信号が、東日本大震災を受け全国的に広がり始めた。三洋電機製の蓄電池を使って停電時も数時間動く信号システムを、徳島県警は今年度に10台、青森県警も9台追加して導入する計画だ。停電時も交通の混乱を防げるとして、全国から問い合わせが殺到している。

パソコンなどに使われる
円筒形のリチウムイオン電池
312本で構成する
システムを信号機の柱部分に設置。

停電時は電池に蓄えた
電力で信号を動かす。

1台のシステムを交差点に設置すれば、
車用信号8機と
歩行者用信号8機を
2時間30分以上作動できる。

三洋と日本信号、
徳島県警が共同で開発した。


 徳島県警では今年3月末までに、県内の信号機のある約1500の交差点のうち、30カ所に導入している。これまで「落雷などで停電した際も信号は消えなかった」(交通規制課)という。

 青森県警も今年3月末までに信号機のある約2千の交差点のうち、10カ所に設置。3月に起きた震災の際も「信号が消えずに混乱を避けられた」(交通規制課)といい、9台追加する。

 国内に約20万ある信号機は電力会社が供給する電力を使って動くため、台風や雷などの災害で停電した場合は停止し、渋滞や交通事故を誘発する危険がある。ディーゼル発電機で電源をバックアップする信号もあったが、作動時間や維持管理に課題があった。

 蓄電池なら燃料補給が不要なうえ、維持管理も容易。停電時も瞬時に作動するとあって、全国的に採用が拡大しそうだ。
by kuroki_kazuya | 2011-06-19 03:56 | 学ぶ