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by 幸田 晋

<エジプト>天然ガスのパイプライン爆破…イスラエル輸出用

<エジプト>天然ガスのパイプライン爆破…イスラエル輸出用
毎日新聞 7月5日(火)0時1分配信より

 【カイロ和田浩明】エジプト北東部シナイ半島で4日、イスラエルとヨルダンに天然ガスを輸出するパイプラインが爆破された。このパイプラインの爆破は、親イスラエルだったムバラク前大統領を退陣に追い込んだ民衆蜂起が1月下旬に起きて以来、3度目。エジプトでは従来根強かった反イスラエル感情が強まっており、一連の事件の背景になっている可能性もある。

現地関係者などによると、現場はスエズ運河の東約60キロのナグハ付近。午前1時ごろ、武装した男数人が車で乗りつけ、施設を爆弾で爆発させた。けが人は報告されていない。パイプラインは2月5日と4月27日にも爆破され、ガス輸出が停止。6月上旬に再開されたばかりだった。

エジプトはイスラエルと79年に平和条約を締結したが、パレスチナ問題などをめぐり国民の反イスラエル感情は強い。イスラエルへのガス輸出には、ムバラク時代から「不当に安価で売られている」との批判があり、シャラフ首相は4月、輸出契約見直しを公言した。イスラエルはガス需要の約4割をエジプトからの輸入に頼る。
 

一方、爆破事件が起きたシナイ半島では、中央政府と対立する遊牧民ベドウィンの活動も活発で、過去にはパイプライン爆破事件への関与も指摘された。
by kuroki_kazuya | 2011-07-05 01:38 | 歴史