スキーにはまっています。


by 幸田 晋

原子力発電所。それでも必然的に、廃止の時が来る。

長崎市市議会議員 井原 東洋一さんのブログ
「ここでトヨさん出番です!」
2011-07-16 08:52 から、転載。

原子力発電所。
それでも必然的に、
廃止の時が来る。


「脱原発」をヤラセメールにすり替えてはならない。

九州電力による

玄海原子力発電所の

運転再開を目指した
ケーブルテレビの公開説明会に向けて、

九州電力原子力推進本部が

佐賀支店と打ち合わせて、

運転再開を求める意見や、

原発推進の意見の文案を示し、

賛成意見を増やす目的で、

世論操作を意図し、

実行したことは、

正に愚行の一語に尽きる。



別格扱いの原子力部門が

その専門性に慢心して、

福島原発爆発事故以前と

以後の世論の決定的な変化を軽視し、

読み違え、

トップの意にも沿う行為だと

自己過信し先走ったものと考えられる。

原発立地、運転開始、MOX燃料導入など

節目の公聴会や、

住民説明会で常にやって来た事であり、

当たり前の愛社精神そのものだと思っていた

に違いない。

直ぐに発覚するメールの手法には、

「安全神話」に洗脳され、

未だに信仰心が揺るがない

原子力部門の縦系列がよくわかる。

元々ヤラセメールや説明会への社員動員を批判し、

責任を追求している経済産業省や海江田大臣は、

定期検査を終わりながら

運転出来無い状態の玄海原発を動かしたい一心ではなかったのか。



それが頓挫する原因に成ったことへの逆恨みにも見える。

マスコミも「安全神話」の語り部であり、

電気事業連合会の広報機関ではなかったのか?。

反省のコメントがほしい。



それにしても、2900人に指示し、

141人が賛成メールを発したとは、

何と指示の到達度が弱いのかと驚いた。

むしろ指示を受けた一般社員に理性が働いたのだろう。

この番組での賛成が286、
反対が163だったから、
ヤラセの141名が無かったならば、

再稼働反対が上回ったのだが、
経済産業省や海江田大臣は、
説明会を反対世論への単なるガス抜き行事
の一つに考えてはいなかったのか。

その場の反対が多数であれば、
安全確認は出さないのか?
そんなに重い説明会ではなかった筈だが、

ヤラセメールが社会悪の頂点に絞り上げられて、
運転再開が不可能と成ったことへの怒りが
沸騰しているのではないのか。



原発を、自主、民主、公開の三原則を前提にして、

核の平和利用だと容認してきた革新系機関紙が、

元から反原発だったような大キャンペーンには恐れ入るが、

マスコミ各社も「脱原発の菅直人首相」の孤立化を煽るだけでなく、

公器としての正論を示すべきである。


原発は停めなければならない時が来る。

もうすぐ、必ず、次々に寿命が来る。

日本列島の美しい海岸沿いに

54ヶ所の広大な墓場が残る。

莫大な管理費を費やしながら

何百年も人々の立ち入りも住む事も出来ない墓場が残る。

亡国の原子力発電所跡で放射能だけは、

何万年も不気味に生き続ける。

「核と人類は共存出来ない」事を銘としよう。

長崎市議会議員 井原東洋一

by kuroki_kazuya | 2011-07-19 07:01 | 核 原子力