米赤字見通し大幅改善=財政健全化法成立で―議会予算局
2011年 08月 25日
財政健全化法成立で―
議会予算局
時事通信
8月25日(木)0時36分配信より
【ワシントン時事】
米議会予算局(CBO)は24日、
2021財政年度(20年10月~21年9月)までの
10年間の
米国の財政赤字が
累計で3兆4870億ドルになるとの予想を発表した。
先の財政健全化法の成立を受けて、
前回3月時点の見通し
(累計で約6兆7000億ドルの赤字)から
大幅下方修正した。
財政悪化懸念から
米国債の格付けは引き下げられたばかりだが、
CBOの予想改定で、
格付けをめぐる論議が改めて盛り上がる可能性もある。
CBOの「予算・経済見通し」によると、
12年度の財政赤字は9730億ドルと、
4年ぶりに
1兆ドルの大台を割り込み、
その後
14年度から21年度まで
2000億ドル台で推移する見通し。
歳出の圧縮などを通じ
財政赤字削減を図る同法の効果に加え、
社会保障税減税などが終了し、
歳入が増えることが背景。