大王製紙会長が辞任=子会社から借金80億円超―調査委設置、「背任の可能性」
2011年 09月 17日
子会社から借金80億円超―
調査委設置、「背任の可能性」
時事通信
9月16日(金)21時0分配信より
大王製紙は16日、
創業者一族の井川意高会長(47)が
同日付で辞任したと発表した。
井川氏は複数の連結子会社から
2010年度以降に計80億円超の融資を受け、
現在も約50億円の借り入れが残っているという。
同社は「ガバナンス上の問題があり、
井川氏本人から辞任の申し出があった」としている。
大王製紙は社外メンバーも加えた特別調査委員会を16日設置し、1カ月以内に調査結果を公表する。記者会見した佐光正義社長は「(前会長に)背任罪の可能性がないとは言えない」と述べ、調査結果次第では刑事告訴も検討する考えを示した。