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by 幸田 晋

都内で脱原発集会、大江さん「原発廃止を」

都内で脱原発集会、
大江さん
「原発廃止を」


日本テレビ系(NNN)
9月20日(火)3時21分配信より

 
福島第一原発事故を受けて、
ノーベル賞作家・大江健三郎さん(76)らが
開催を呼びかけた

「さよなら原発集会」が19日、
東京・明治公園で開かれ、

大江さんは
「原子力によるエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴う」と
「脱原発」を訴えた。


 集会は、
大江さんの他、
作曲家・坂本龍一さんや
作家・瀬戸内寂聴さんらの
呼びかけで行われたもので、

「原発いらない」と書かれたプラカードなどを手に、
原発に反対する市民らが全国から集結。


主催者発表によると、6万人以上が参加したという。

 
大江さんは壇上でスピーチを行い、

「原発の電気エネルギーなしでは偉大な事業は成し遂げられないと申す人々もいます。

それはウソであります。

原子力によるエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴います」と

原発の廃止を訴えた。



 また、放射性物質の飛散に伴う土地汚染や内部被ばくについて、「放射性物質で汚染された広大な面積の土地を、どのようにはぎ取るか。すでに内部被ばくしている大きい数の子供たちの健康を、どう管理するか」と問題を提起した。

 さらに、今年6月、原発再開の是非を問う国民投票を実施し、反対派が多数を占めたことで「脱原発」の道を進み始めたイタリアを取り上げ、「イタリアでは、もう決して人間の命が原発によって脅かされることはない。しかし、私ら日本人はこれから、さらに原発の事故を恐れなければならない」と訴えた。



 大江さんらは「脱原発」に向けて1000万人の署名を集めたいとしており、集めた署名は来年3月に政府などに手渡される予定。

by kuroki_kazuya | 2011-09-20 04:09