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by 幸田 晋

宮城・岩手の養殖カキ激減、収穫は例年の1割に

宮城・岩手の
養殖カキ激減、

収穫は例年の1割に


読売新聞
10月8日(土)14時32分配信より


東日本大震災の津波被害で、
全国2位、4位の生産量を誇る
宮城県と岩手県の
養殖カキの今季の収穫が
例年のそれぞれ1割程度、1割以下にとどまる見通しだ。


 両県で全国生産量の8割を占めるワカメも激減する見込み。消費地・東京では、カキ、ワカメとも値上がりしており、これから需要が高まるカキは高値が続きそうだ。

 三陸沿岸は、海近くまで山が迫るリアス式海岸となっており、海の栄養が豊富で良質のカキやワカメなどの生産地として知られている。大震災の津波で養殖いかだの大部分が流されるなど壊滅的な被害を受けた。

 宮城県漁協が、設備の復旧状況や漁業者の意向などを調べ、今季の収穫見込みを推計した結果、養殖カキ(むき身)は例年の1割ほどの400トン、ワカメは例年の3割程度の7000トンとなった。

 カキは収穫まで2~3年かかるうえ、養殖いかだの復旧費用も高額で、収穫が見込めるのは、津波被害が軽い一部の養殖業者に限られている。ワカメは秋に種付けすれば、春先には収入が得られるため、漁船漁業や他の養殖品種からの参入が相次いでおり、出荷量はもち直しそうだという。


 一方、岩手県漁連では、同県の今季のカキやホタテの収穫について、「津波被害を受けなかったごく一部の施設だけしか収穫は見込めず、例年の1割にも満たないだろう」と予想。ワカメも設備復旧が進まず「例年の何割程度になるか、想像もつかない」としている。
by kuroki_kazuya | 2011-10-09 01:46 | 地震 大災害