<30年代原発ゼロ>被災し「未練ない」…福島・原発作業員
2012年 09月 15日
被災し「未練ない」…
福島・原発作業員
毎日新聞
9月14日(金)22時4分配信より一部
福島県浪江町の原発作業員の男性(35)は、
政府の原発ゼロの戦略決定を受け
「それを望んでいる」と明かした。
高校卒業後、原発で働いていた父から
「給料がいいから」と東京電力の協力会社を勧められた。
結婚し長男(2)も生まれ
「原発のおかげで今があるようなもの」だと思う。
だが、その原発に故郷と一家のだんらんを奪われた。
浪江町の自宅は
東電福島第1原発事故で警戒区域に。
県外の避難先に妻子を残し、
福島第1の復旧作業に従事。
妻(35)は
「放射能のストレスを抱えて生活するのは嫌なので
福島には戻らない」と宣言。
男性は
「被災したのに原発に食わせてもらっているのが情けない。
家族と県外で暮らしたい。
原発に未練はない」と続けた。
事故の際、
福島第1原発に勤務していた
東電の20代の男性社員も
政府の決定に賛成する。
「暴走する可能性が1%でもある以上はやめるべきだ」
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