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by 幸田 晋

NHK 2013年1月12日(土)  午後9時00分~10時13分総合  シリーズ東日本大震災空白の初期被ばく(仮)

シリーズ東日本大震災
空白の初期被ばく(仮)

NHK
2013年1月12日(土)
午後9時00分~10時13分総合


福島第一原発事故の後、

政府や東京電力は
各種調査に基づき、

一般住民に対する
放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。

しかし見過ごされている被ばくがある。

事故直後に大量放出された
放射性物質・ヨウ素131の影響だ。

この放射性物質は
チェルノブイリ事故後に急増した
子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。


ただし半減期8日と短時間で消滅するため、
放出直後の被ばく回避措置、
そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。

ところが今回はいずれも行われなかった。


その結果として、
被災地では

事故から1年半を過ぎて
乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。


被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、
今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。


住民の切実な要望にこたえようと、
研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。

また一方では、放射能測定や気象の専門家チームが
セシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。

様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、
汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。

番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる

研究者たちの実証的な知見を総合し、
初期被ばくの実態を解き明かす。

by kuroki_kazuya | 2013-01-05 04:55 | 核 原子力