リチウムイオン電池の破裂・燃焼を防ぐ新素材 東ソーが開発
2013年 02月 23日
破裂・燃焼を防ぐ
新素材
東ソーが開発
産経新聞
2月22日(金)16時38分配信より一部
東ソーは
22日、
リチウムイオン電池の
破裂や燃焼を防ぐ
新素材を開発し、
2014年度から
販売すると発表した。
電池材料の電解液に
混ぜて使う液体で、
現在、
複数の国内電池メーカーと
性能評価を進めている。
米ボーイング社の
787型航空機が
バッテリーの発火
トラブルで運行停止を
余儀なくされている中、
安全対策の1つとして注目される。
新素材は、破裂などの原因となる電解液の分解を抑える「PFシリーズ」と、電解液を燃えにくくする「TFEP」の2種類。いずれも子会社の東ソー・エフテック(山口県周南市)が開発し、年間10トンずつの年産能力を持つ。
PFシリーズを電解液に5%混ぜ、85度の高温で2カ月間保存した同社の試験では、混ぜない場合に比べ電解液の分解を約100分の1に抑えられた。充電や放電など電池の性能自体は良好だったという。
また、
綿状のガラス繊維を
電解液に浸して燃やす試験では、
TFEPを20%混ぜた
電解液に浸したガラス繊維は
5秒以内に火が消えたのに対し、
混ぜない場合は
80秒間燃え続けた。
・・・・(後略)