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by 幸田 晋

<四川地震>補強進まず崩壊相次ぐ…震源の村、壊滅的被害

<四川地震>

補強進まず崩壊相次ぐ…

震源の村、
壊滅的被害


毎日新聞
4月21日(日)21時54分配信より一部

【蘆山(ろざん)(中国四川省)隅俊之】

中国四川省雅安(があん)市で
20日に起きた
マグニチュード(M)7.0の地震は、

山間部の農村を直撃した。

2008年5月の四川大地震後、
耐震性の強化がうたわれたが、

貧しい農村部では
住宅の大半で補強工事が施されておらず、
壊滅的な被害を受けている。



若者の多くは出稼ぎに出ており、
取り残された高齢者や
子供たちが途方に暮れていた。






・・・・(中略)





「河北省で唐山地震(1976年)に遭い、
四川大地震も生き抜いたが、
今回で何もかも失った」。

外壁が崩れた自宅の前で
杜徳強(と・とくきょう)さん(73)が
うなだれた。







・・・・(中略)





中国政府は
四川大地震の後、
公共施設を中心に耐震性を強化した。

だが貧しい農村部では
住宅の補強工事は徹底されていないようだ。


地元女性(30)は
大地震後に
十数万元(百数十万円)で木造住宅を新築したが、

その際、
地元政府から
耐震性の話は聞かされなかったという。

「頑丈な鉄筋なら数十万元はかかる。とても無理だ」と話す。

今回の地震で自宅は全壊した。
女性は靴工場で働き、
月収は3000元(約4万8000円)程度。

「何年もかけて貯金してようやく建てた。
だが、もう先は見えない」と肩を落とした。

被災者はテント暮らしで、
食料は不十分だ。

太平郷には
21日昼、汪洋(おうよう)副首相が訪れ、
「住民の安全を保障する」と語った。

同日午後からはヘリが
即席ラーメンなどの食料を届けるようになった。

山間部は夜間の気温が下がり
テントで途方に暮れるお年寄りらの体力を奪っている。
by kuroki_kazuya | 2013-04-22 04:44 | 地震 大災害