スキーにはまっています。


by 幸田 晋

<基礎的財政収支>「20年度黒字」ぐらつく健全化目標

<基礎的財政収支>

「20年度黒字」ぐらつく
健全化目標


毎日新聞
5月1日(水)22時18分配信より一部

国・地方の基礎的財政収支の赤字を
2015年度に
半減する

との政府の財政健全化目標を巡り、

政府内の考え方に
食い違いが出始めている。


菅義偉官房長官が
経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で
見直しの議論の必要性を示唆。

首相は
「目標に現在、変わりはない」
としているが、

達成の見通しが
まったく立っていないだけに、

諮問会議で
修正論が出てくる可能性もある。

財務省は
「見直せば、日本の信用が失われ、
国債急落につながりかねない」
と警戒しており、

政府・与党内の
水面下の綱引きが
本格化しそうだ。



「(健全化目標は)骨太の時にもう一度きちんと考えるという理解でいいか。
あまり固定化しないでもう少し様子を見てはどうか」。

4月22日の経済財政諮問会議で菅氏は、
14年度予算編成の基本方針(骨太の方針)を
6月にまとめるのに併せ、目標を再検討する考えを示した。

 
基礎収支の赤字を、
国内総生産(GDP)比で

15年度に
10年度より半減させ、

20年度に黒字化するとの目標は、

民主党政権下の10年6月に閣議決定された。

基礎収支の赤字の対GDP比は

10、11年度は改善。

しかし、
11年3月の東日本大震災後の財政出動で

13年度は6.9%と

10年度より0.3ポイント悪化した。


 





・・・・(中略)







 
半減目標は、

10年6月に
カナダ・トロントで開かれた
主要20カ国・地域(G20)首脳会議で
表明され、
国際公約になった。


今年4月19日の
G20財務相・中央銀行総裁会議の
共同声明でも、

日本は名指しで
「信頼に足る中期財政計画を策定すべきだ」
と公約順守を求められた。



財務省幹部は
「国際公約を守らなければ、
日本の財政健全化への姿勢が世界から疑われる」
と見直しの動きをけん制する。


【丸山進】
by kuroki_kazuya | 2013-05-02 04:36 | 財政