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by 幸田 晋

横浜待機児童ゼロのカラクリ チェーン化した保育所の危険

横浜待機児童ゼロの
カラクリ 

チェーン化した
保育所の危険


週刊文春
5月31日(金)13時0分配信より一部

5月20日、
横浜市が
“待機児童ゼロ宣言”を行った。

3年前は
全国最多の1552人の
待機児童を抱えていたが、

株式会社などが経営する
民間保育所の参入を促進した結果、

この4月1日時点で
ゼロになったという。


2017年度までに待機児童ゼロを目指す安倍晋三首相も「やればできる」と、これを褒めちぎり、「横浜方式を全国に横展開してきたい」と述べた。


だが、
事はそう単純ではない。
横浜市のいう「ゼロ」には
“数字のカラクリ”があるのだ。

ジャーナリストの猪熊弘子氏が話す。


「見逃せないのは、カウントされていない『隠れ待機児童』の存在です。国が定めた基準を満たす認可保育所に入れず、やむなく『認可外保育施設』に通う子供や、親が自宅で子供を見ながらネットで求職中のケースなどは数に入っていません。公表は実態とは大きくかけ離れています」

 
実際には、
横浜市には
「隠れ待機児童」が
1746人いる
計算になるという。



また、急増した保育所の
“質”にも疑問の声が上がっている。
保育士経験を持つ横浜市議のあらき由美子氏が語る。

「本当に子供のことを考えて作ったのかというような保育園もあります。駅前のビルに入っていて、子供を遊ばせる園庭がない施設や、鉄道の高架下にある認可保育所もあります」

 
さらに深刻なのが、保育士不足の問題だ。

「経験の少ない若手の保育士が増えています。例えば、これからは児童が脱水症状を起こしやすい季節ですが、ある程度の経験、スキルがないと、子供が泣いても何を欲しているかがわからないということがよくあるのです」(同前)

 
民間参入によって、いわば保育所は“チェーン化”しているが、中には短期間のうちに園長以下の保育士が全て替わるという例もあるという。







・・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2013-06-01 04:14 | 女性解放