原発現地は再稼働申請に反対です!
2013年 07月 09日
再稼働申請に反対です!
規制委の最低基準に達しない
各電力会社の申請書批判
朝から原発現地の人と共に
再稼働反対「新基準=再稼働基準反対」
を訴えた
坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1892】
2013年7月8日(月)午後 10:52より転載
7月8日規制委に各電力会社が(再稼働の)申請書を提出するという歴史的な
日に当たり、抗議のため、4電力の現地の方たちも駆けつけ、規制委が入ってい
る六本木ファーストビルの前に80名が集まり、朝8時半から「再稼働反対」の声
を上げました。
各電力会社は9時30分から順次申請。最低基準の規制委の基準すら満たしてい
ない申請内容に怒りの声を上げました。
申請したのは 北海道電力(泊)、関西電力(高浜)、四国電力(伊方)、九
州電力(川内)、さすがに東京電力は今日は提出なし。
アピールした4つの原発現地の人々は次のとおり
(1)北海道電力は深町ひろみ、マシオン恵美香さん他
=防潮堤ができていない.免震重要棟ができていない
(2)関西電力は若泉政人さん
=安全対策先送りの申請に反対、防潮堤もできていない(未完成)
(3)四国電力は大野恭子さん
=南海トラフ地震の脅威が迫る伊方原発の申請に反対
(4)九州電力(川内)は向原祥隆さん
=巨大活断層直近の川内原発は危険 申請に反対
九州電力(玄海)は江口美知子さん
=12日申請予定、反対行動を行う。
等々を訴え、抗議のコールをあげました。
又、福島現地から駆けつけた佐々木慶子さんは、問題が全く解決していない福
島の現状を訴え、再稼働申請を糾弾しました。
最後に規制委に申し入れ書(抗議文)を渡しました。
報道陣も多く、
NHK、TBS、フジテレビ、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、東京新聞・中日新聞、
時事通信社、AP通信社他多数
その後その場で記者会見し、参加者は東電本社行動と参議院での「原発の再稼
働を許さない!全国集会」とに分かれ、行動しました。
東京電力前では、『事故の責任もとらず、「安全よりお金優先」 の申請に反
対』を訴え、抗議文を渡しました。 (院内集会の報告は後日報告します)
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┗■2.今日の新聞報道より=抗議行動について
└──── (東京新聞の一面より抜粋)
◆ 原発新基準 満たさず
4社10基再稼働申請
原発の新しい規制基準が施行された八日午前、電力四社は五原発十基の再稼働
を原子力規制委員会に申請した。現時点では、どの原発も新基準で求められる施
設や調査に不十分な点があるが、電力各社は原発停止の長期化による経営悪化を
理由に早期の再稼働を目指している。新基準の施行日に、先を争うように申請し
た。
○ 反対市民「福島忘れたのか」
電力会社「効率的に審査を」
東京・六本木の原子力規制委員会では、路上で反対派が「福島を忘れたのか」
と批判の声を上げる中、電力会社の担当者が次々と原発の再稼働を申請した。
規制委では、二百人を超える報道陣が見つめる中、午前九時半から次々と申請
書を手渡した。 (中略)
最初に申請した北海道電力の酒井修副社長。(中略)酒井副社長はその後、報
道陣に「電力需給が厳しくなる冬場までに一基でも再稼働させたいという強い思
いがある」 と述べた。(中略)
規制委が入るビル前には、都内や再稼働申請された原発の現地から反対派約八
十人が集まった。
「防潮堤ができていない」「巨大活断層直近」などと各原発が
抱える問題を書いたプラカードを掲げ、規制委にも「事業者任せの調査をやめろ」
と批判の矛先を向けた。外に出てきた事務局職員に「新基準は再稼働を正当化す
るため」などとする声明文を手渡した。
福島市から参加した佐々木慶子さんは「福島の事故は終わっていない。第二の
福島が起きたら、日本はおしまい」と話した。
鹿児島から参加した向原祥隆さんは「再稼働ありきの新基準。茶番だ」と怒り
の表情。(後略)
※ その他:朝日新聞には抗議行動が大きな写真入りで報道されています。