政府、秘密保護論議の再燃避ける 閣議議事録の公表
2014年 03月 06日
秘密保護論議の
再燃避ける
閣議議事録の公表
日本経済新聞
2014/3/5 2:00
政府は情報統制との批判が残る特定秘密保護法への反発や
公明党が情報公開の強化を求めたことを踏まえ、
閣議の議事録づくりを検討してきた。
当初は公文書管理法を改正し、30年後に国立公文書館などでの公開を目指していたが、
首相は法改正せずに閣議決定で定める方針に転換した。
・・・(途中略)
ただ法改正を見送った背景には
国会審議で秘密保護法論議が再燃するのを嫌った側面がある。
法律に基づかないため
内閣が代われば方針が変わる不安定さもつきまとう。
政策決定過程を探る上でも課題は残る。
閣議は事務方が事前に確認した案件を形式的に決めるだけのことが多いからだ。
自由討論する閣僚懇談会も
公開が前提になれば
本音の議論は
別に会議を設ける可能性がある。
政府には
首相と全閣僚が出席する閣議や
閣僚懇談会のほか、
政策テーマごとに関係閣僚会議があり、
実質的な政策決定はこちらで決まることが多い。
・・・(後略)