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by 幸田 晋

原発安全神話のウソを告発し続ける東電出身の医師

昨年、夏の記事ですが、
東電出身の医師
おのしゅんいち
小野・出来田内科医院院長。
を、知ってもらいたく
掲載いたします。

小野俊一さんは、
広島生まれの宮崎育ち。
1988年東大卒業と同時に東京電力に入社、
福島第2原子力発電所の配属となり、
1993年本店原子力技術課に異動。


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原発安全神話の
ウソを告発し続ける
東電出身の医師


田中龍作ジャーナル 2013年8月5日 18:04より一部

「目からウロコ」とはこのことだ。
原発事故をめぐってマスコミが真実を報道せず、
政府がウソをつき、
専門家が的外れな解説をしていることがよく分かる。

元東電技術者にして医師の@onodekitaこと
小野俊一氏がきのう都内で講演した。


東大工学部を卒業後、東京電力に入社した小野氏は、
福島第2原発に配属された後、本店の原子力技術課(安全グループ)に勤務した。

7年間の東電勤務で身をもって知ったのは、
原発安全神話がデタラメで、
原発の発電コストは火力・水力と比べると
ズバ抜けて高いということだった。


チェルノブイリの事故後、日本の新聞と電力会社は
「日本の原発には、格納容器、鉄筋コンクリートの建屋があるので、
チェルノブイリのような事故は起きない」と吹聴していた。

ところが当時、東電では
シビアアクシデント対策でベント配管の増設が、検討されていたのである。

いくら格納容器があっても
内部の圧力が高まれば爆発する(実際、福島の事故はそうなった)。

格納容器があるから放射能を環境に放出することはないというのは
ウソであることが分かった。

事故時には
ベント配管から放射能をまき散らさない限り、
事故の収束は図れないのである。

原発の発電コストが
他に比べて高いことは、
福島の事故後、
立命館大学の大島堅一教授などが明らかにした。
だが、小野氏は
それより20年以上も前から知っていた。
入社早々、先輩から教えられたのである。

「高いに決まってるだろ。
安いはずがないだろ。
そんなの当たり前だ」

「放射線管理区域があるだろ。
効率は悪いし、被曝はするし、
一つ一つの機器も火力と比べると倍以上するんだぞ。
これで安かったらおかしいよ」。


小野氏が在職中の
東電社内資料によると
1kwh発電するのに福島第一原発は15円を要した。
火力は2~3円。(1995年頃)


事故で飛散した放射能の量は、
チェルノブイリの方が、福島よりも多いとの説がある。
東電や規制機関がこの説をとる。
小野氏は おかしい と指摘する。

「福島は4基で出力は280万kw、
チェルノブイリは1基で100万kw」
というのが主な根拠だ。

しかも福島の場合、3号機は
使用済み核燃料プールも損傷していると見られる。

稼働から40年の福島原発は、
稼働わずか3年のチェルノブイリ原発よりも
放射能で汚れていることも加味しなければならない。

 
飛散した放射能が多いほど当然、環境は汚染される。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-03-23 06:38 | 東電 出鱈目 資本