(21)秘密の壁 より厚く 沖縄県嘉手納町議長 徳里 直樹氏
2014年 04月 23日
【秘密保護法 言わねばならないこと】
(21)秘密の壁
より厚く
沖縄県嘉手納町議長
徳里 直樹氏
東京新聞 2014年4月22日より一部
米軍基地を抱える沖縄では、
閉ざされた基地で何が行われているか分からず、
住民は常に不安を感じながら生活している。
今も日米地位協定などの高い壁に阻まれて
情報を得られないのに、
何が対象となるかはっきりしない
特定秘密保護法で、
より秘密の壁が厚くなり、
住民の命に関わる情報が
全く入ってこなくなる懸念がある。
嘉手納町は嘉手納飛行場や弾薬庫など米軍基地が町域の83%を占め、
昼夜を問わず離着陸する戦闘機のごう音に悩まされている。
米軍機の事故や米兵の事件が起きても、住民には知らされないし、
基地内にどんな武器弾薬や有害物質があるかも、うかがい知れない。
知らぬ間に基地機能が強化されることもしばしばだ。
町役場や町議会が
米軍に問い合わせても回答はない。
米軍基地の情報は住民が毎日、
外から監視して苦労しながら得ている。
秘密保護法は
基準が曖昧(あいまい)で、
外交・防衛を名目に、
何でもかんでも秘密に指定される恐れがある。
それによって、
望遠鏡で動きを調べたり、基地の中で見たことを誰かに伝えたら、
罰せられるかもしれないと、住民を萎縮させてしまう。
基地をめぐる日米協議の内容も外交・防衛に関係するということで隠されるだろう。
・・・(途中略)
<とくざと・なおき> 1966年生まれ。
嘉手納町議会議長。名古屋市で専門学校を卒業後、不動産会社に勤務。
その後、帰郷して2009年初当選。2期目。
(21)秘密の壁
より厚く
沖縄県嘉手納町議長
徳里 直樹氏
東京新聞 2014年4月22日より一部
米軍基地を抱える沖縄では、
閉ざされた基地で何が行われているか分からず、
住民は常に不安を感じながら生活している。
今も日米地位協定などの高い壁に阻まれて
情報を得られないのに、
何が対象となるかはっきりしない
特定秘密保護法で、
より秘密の壁が厚くなり、
住民の命に関わる情報が
全く入ってこなくなる懸念がある。
嘉手納町は嘉手納飛行場や弾薬庫など米軍基地が町域の83%を占め、
昼夜を問わず離着陸する戦闘機のごう音に悩まされている。
米軍機の事故や米兵の事件が起きても、住民には知らされないし、
基地内にどんな武器弾薬や有害物質があるかも、うかがい知れない。
知らぬ間に基地機能が強化されることもしばしばだ。
町役場や町議会が
米軍に問い合わせても回答はない。
米軍基地の情報は住民が毎日、
外から監視して苦労しながら得ている。
秘密保護法は
基準が曖昧(あいまい)で、
外交・防衛を名目に、
何でもかんでも秘密に指定される恐れがある。
それによって、
望遠鏡で動きを調べたり、基地の中で見たことを誰かに伝えたら、
罰せられるかもしれないと、住民を萎縮させてしまう。
基地をめぐる日米協議の内容も外交・防衛に関係するということで隠されるだろう。
・・・(途中略)
<とくざと・なおき> 1966年生まれ。
嘉手納町議会議長。名古屋市で専門学校を卒業後、不動産会社に勤務。
その後、帰郷して2009年初当選。2期目。
by kuroki_kazuya
| 2014-04-23 06:42
| 憲法