スキーにはまっています。


by 幸田 晋

水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。

水野誠一氏
「日本を取り戻さなければいけないのは
私たち国民自身。
政治家ではないんです」
6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)


ブログ「みんな楽しくHappy♡がいい♪」 
2014-06-04 08:01より転載


2014年6月1日

みなさん、こんにちは。
いま、シンクジアースの理事長という、おそらく皆さんはご存じのない紹介だったんですが、

元、西武百貨店の社長、
元参議院議員なんかもやっておりました。

しかし、その経歴は私にとっては何の誇りでもないんですね。
私は今から13年前、2001年に、
浜岡原発を止めたいという一心で静岡県知事選に出て、「お前はバカか」と言われた。
その経歴こそが、私にとっては今は誇りです。

そして、2001年、その頃はまだ「原発が危ない」なんて誰も思っていなかったんです。
そこで私は当然、現職知事と戦って負けました。
しかし、そこから始まった署名活動がだんだんに増えていって、最後は100万人。
100万筆の署名にまで広がっていったんです。

そして、今思えばそれから10年後に浜岡ではなくて福島で、あの悲惨な事故が起きてしまったんです。
私は、浜岡でなくて、しかし福島で起きてしまったという事は大変残念でした。
「原発が危ない」という事はもうその当時から言い続けてきた。
しかしそれが現実のものになってしまった。

その問題を今、なお引きずれながら、
そして、先ほど福島の方からのお話もありましたけれど、
なんら解決がされていない中で、
相変わらず汚染水は流れ、そして空気中には多量の放射性物質が飛散している状態の中で、
なおかつ再稼働を進め、それどころか海外に原発を売ろうとしている。
こんな愚かなことを許していいんでしょうか!

私は今川内原発を止めなければいけないと、
動かしてはいけないということでみなさんお集まりだと思います。

川内原発が危ないのは地震ではないんです。
先程からお話があったように火山です。
そしてとりわけ三つの火山が周辺にある中で、
一番危ないのは桜島です。

桜島は2002年から2008年まで強調文静穏期、
つまり、いやに静かになった時代があったんです。
これは大爆発の前の予兆だと言われています。
そして2009年から
毎年1000回以上の噴火があるんです。
小さな噴火です。
しかし、
これが大噴火になる可能性というのが非常に高い、


そうなった時になぜ原発が危ないか?
みなさん、あまりご存じないかもしれない。
それは、灰が、大量の灰が川内原発に降り注ぐという事です。
そしてその灰が濡れていたら、それだけでショートが起きて、
配線から、トランスからがショートを起こして、まさに外部電源の喪失という問題になる。

しかも灰というのは1mmたりとも道に積もっただけで、そこに雨が降れば車は動かせない状態になります。
そんな危険な状態を目の前にしながら、川内原発を動かすというのはとんでもない。

しかし、浜岡ももっと危ないんです。
浜岡も、まさに私が13年前に
「東海地震が起きたらとんでもないことになるから止めよう」と言ったその東海地震が、
去年「南海トラフがそろそろ動くぞ」という話がありましたけれど、
もうまさにそのタイミングに入ってきています。

そして東海地震が起きた時に何が起きるか?
それは、「津波がくる」というような海溝型の地震ではなくて、
駿河トラフに連動する直下型地震。
そうなったらおそらく、今回の福島どころではすまない被害がやってきます。
しかも、東京の西にある浜岡原発が、
しかも福島よりも近い浜岡原発が爆発したらどうなるか?
まさに、首都圏3000万人は今みなさんがお住まいのところに住めなくなる。
これほど怖い原発問題、これも控えている。

それなのになんで再稼働なんですか!
私はもう信じられません。
皆さんどうですか、信じられますか?
全く私は許せないと思っています。

そしてこの原発問題は、たかが原発問題というふうに言われるんですがとんでもない。
それが日本を今破壊しようとしている。
日本を取り戻すのでもない。
アンダーコントロールでもない。
まさに情報を抑え込む、そういう恐ろしい動きにもつながっているという事です。

私たちはやはり、
日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身なんです。
政治家ではないんです。

一つそれを皆さん覚えていただいて、
そして、原発再稼働というのは決して原発の問題だけではない
私たち人間、日本人にとってまさに尊厳の問題、生活をする権利の問題だという事をよくご理解いただいて、
私の話を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
by kuroki_kazuya | 2014-06-05 06:45 | 核 原子力