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by 幸田 晋

電力小売り全面自由化、新電力本命は東京ガス

電力小売り
全面自由化、

新電力本命は
東京ガス


東洋経済オンライン 6月28日(土)6時0分配信より一部

“電力小売りの全面自由化”を柱とした
改正電気事業法が6月11日に成立した。

これで2016年をメドに小口の電力市場が開放され、
戦後60年以上続いた
大手電力会社による電力販売の
独占体制が完全に終わる。


新たに開放されるのは、
一般家庭や小規模の商店・事業所が対象で、
契約数は約8400万件、
市場は約7.5兆円に上る。

販売電力量では全体の4割だが、
大手電力にとって
利益の9割を稼いできたドル箱市場だ。


これまでの自由化では、まず1995年に発電が自由化。
大手電力へ卸売りする独立系発電事業者(IPP)の参入が可能になった。
99年には電力小売りのうち、大型工場など大規模需要家向けが自由化され、
特定規模電気事業者(PPS)の「新電力」が誕生した。
そして03年には中規模需要家向けの小売りが自由化。
電力量の6割が開放され、現在に至る。


・・・(中略)


東京ガスは今、発電と電力卸売りに参入しているが、
家庭向けを含めた小売りにも参入する方針。

「1年以内にスキームを考える。首都圏1100万件の顧客基盤を生かしたい」(広瀬道明社長)。
メリルの森氏は、
東電の契約家庭数の5%近くに当たる
100万件獲得が当面の目標になる、と想定する。


同様に、ソフトバンク <9984> などの通信事業者も
個人の顧客基盤が厚く、システムを横展開しやすい。

さらに、2700万人の組合員を持つ生活協同組合でも、
地域の大規模組合が再生エネによる家庭向け小売り参入を準備しており、
提携次第で可能性を秘める。

新電力の成功のカギは何か。
「システム費用など供給原価を抑え、
価格競争を耐え抜く力を備えるとともに、
提携も通じて付加価値あるサービスで顧客を囲い込めるかだ」。

アクセンチュアの
竹井理文・電力・ガスシステム改革支援事業部長は
そう指摘する。


90年代に自由化された英国では、
ガス最大手セントリカ(旧ブリティッシュガス)が、
電力でもシェア25%の最大手に急成長している。


ガスと電力のセット販売による値引きに加え、
リフォームや屋内機器修理など
幅広い新サービス提供が決め手になった。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-06-29 06:37 | 九電労組