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by 幸田 晋

号泣会見で注目 政務活動費問題って何?

号泣会見で注目 
政務活動費問題って何?


THE PAGE 7月2日(水)20時0分配信

兵庫県議の野々村竜太郎議員が、
日帰り出張を1年間に195回実施したとして、

政務活動費から約300万円を支出していた
ことが問題になっています。


会見に臨んだ野々村議員は
説明中に号泣し
「うそ偽りはない」と主張したのですが、
結局、
本当に出張したのかどうかは
よく分からずじまいでした。


問題となった費用は、
地方自治体の議員に認められている
「政務活動費」です。
これは議員報酬とは別に、
地方議員の政策立案活動を支援するために
認められている経費で、
自治体によってその額は異なっています。

兵庫県の場合には、
月額50万円が支給されることになっています。


もともとは政務調査費という名称でしたが、
2012年の地方自治法の改正によって、

純粋な調査費から活動費という形になり、
資金使途が拡大されました


(その範囲は自治体によって異なります)。
具体的には、
調査研究費、研修費、会議費、広報広聴費、資料作成費などが
主な項目ですが、
事務所費、事務費、人件費という項目もあり、
解釈次第ではあらゆる業務に対して支出することが可能となっています。


つまり、政務活動費は、
政策立案を支援するための費用ではあるものの、
現実には議員報酬の延長として
理解されている面があるわけです。

野々村議員が
そうだったのかは断言できませんが、
出張した形にして、
経費を受け取り、
一般的な費用に使っているという議員は
少なくないと考えられます。


兵庫県議は
月額84万円の議員報酬と
年2回の期末手当(約375万円)を
もらっているのですが、


この金額を高いと見るか安いとみるかは、人によって異なるかもしれません。

議員はふだんからあちこちに顔を出すのが仕事ですから、
特にお金をかけることをしなくても、日常的にかなりの支出があります。
支持者に対して定期的に活動報告を送ったり、
冠婚葬祭に出席するだけでも、かなりの金額になるでしょう。

議員報酬だけではとても足りないので、
こうした活動費を一般的な費用として使いたいという懐事情は存在しているようです。

そうはいっても
国民からみればこれらの費用は
すべて税金ですから、
何にどう使ったのかは
明確に説明して欲しいところですし、
実際、議員には
それに対する説明義務があります。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-07-03 05:55 | オンブズマン