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by 幸田 晋

アフガン・イラク戦争 派兵自衛官 自殺40人

アフガン・イラク戦争 
派兵自衛官 自殺40人

「戦地」派兵でさらに


しんぶん赤旗 2014年7月13日(日)より一部

アフガニスタン、イラクの
両戦争に派兵された
自衛官の自殺者が
2014年3月末時点で
少なくとも40人にのぼることが分かりました。

政府答弁や防衛省の回答によるもの。


国民平均に比べ約3~16倍、
自衛官全体と比べても
約2~10倍の高い割合で
自殺者が出ています。


安倍政権は
解釈改憲で本格的な「戦地」派兵に道を開こうとしていますが、
現場の自衛官をさらに追い詰めることになります。

自民党政権は、
01年9月の米同時多発テロを契機とした
アフガニスタン戦争に、
同年11月から海上自衛隊を派兵。
海自はインド洋上で米艦船などへの給油を約8年間にわたり実施しました。

防衛省によると、
新テロ特措法(補給支援特措法、10年1月失効)による
インド洋への派兵を経験した
海上自衛官の自殺者は現在までに4人です。

旧テロ特措法(07年11月失効)で派兵された
海上自衛官の自殺者数については
当時の文書が残っておらず不明としていますが、
政府は07年11月の答弁書で
8人が自殺していることを明らかにしています。

米国の先制攻撃で開戦した
イラク戦争(2003年開戦)への派兵では、
陸上自衛官が20人、
航空自衛官が8人の
計28人が自殺しています。


自衛官全体の自殺者数は
隊員約22・5万人に対して79人で、
2842人に1人の割合です(12年度)。

内閣府統計によると、
全国の自殺者はおよそ4672人に1人(13年度確定値)です。

これに対し、
インド洋、イラクに派兵された
自衛官の自殺は280~1362人に1人となっています。


しかも、これらはのべ派兵人数をもとに算出したもの。
実際は
1人の自衛官が
数次にわたって派兵されており、
実態としての自殺率は
さらに高くなります。


防衛省は自殺と派兵の因果関係については「わからない」としています。

アフガニスタン・イラクの両戦争に派兵された
自衛官の自殺率の異常な高さは、
日本が参戦した二つの
「対テロ戦争」による
“見えない犠牲者”の存在を改めて浮き彫りにしました。


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-07-14 06:38 | 軍事