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by 幸田 晋

<川内原発>再稼働へ 福島原発住民「新たな安全神話」

<川内原発>
再稼働へ 

福島原発住民
「新たな安全神話」


毎日新聞社 2014年7月16日 12時20分より一部

◇立地自治体の住民から「福島事故が教訓になっていない」

再稼働を目指す九州電力川内原発(鹿児島県)に
原子力規制委員会は16日、
安全対策のお墨付きを与える「審査書案」を了承した。

東京電力福島第1原発事故前に比べ、
格段に厳しいとされる安全基準だが、
事故は本当に起きないのか。

福島第1原発が立地する
福島県大熊、双葉両町の町民は
「新たな安全神話」が生まれることへの
不安を口にし、

原発立地自治体の住民からは
「福島の事故が教訓になっていない」と
怒りの声も上がった。


福島第1原発事故から3年4カ月。
東京都内の借り上げ住宅で避難生活を送る
大熊町の会社員、田辺武志さん(42)は、
日本が
原発再稼働に突き進んでいく現実に、
自分の目と耳を疑う日々だ。

田辺さんは2011年3月11日、
自宅近くの小学校に
当時2歳の長男と妻を連れて避難した。
着の身着のままだった。

原発の異変を知らされないまま、
約40キロ西の福島県田村市に
バスで向かうと聞いた。
しかし、バスは来ず、
住民150人は翌12日、
自衛隊のほろ付きトラック15台の
荷台に分乗させられ出発した。

1号機が爆発したのは、
その2時間後だった。


避難所はどこも満員で、
受け入れ先が見つかったのは13日午前2時過ぎ。
雪が降る中、
12時間以上も走り回ったトラックの
走行経路は
放射性物質の飛散ルートと重なっていたという。


妻子と古里を追われたからこそ、
訴えたいことがある。
「事故は起きるという前提で
再稼働を考えてほしい。
新たな安全神話が生まれると、
震災前と同様、
住民の安全対策が議論しにくくなる」



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-07-17 06:58 | 核 原子力