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by 幸田 晋

集団的自衛権行使容認で自衛隊のイラク出兵もあると佐藤優氏

集団的自衛権行使容認で
自衛隊の
イラク出兵もあると
佐藤優氏


NEWS ポストセブン※SAPIO2014年8月号   7月17日(木)16時6分配信より一部

アルカイダ系のイスラーム原理主義過激派
「イラクとシリアのイスラーム国」(ISIS)が攻勢を強め、
イラク情勢が急速に悪化している。

これは対岸の火事ではない。
作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が、
イラク情勢が日本に与える影響について解説する。
 
 * * *
 
イラクには、イスラーム教シーア派(12イマーム派)系の武装集団が存在する。
この武装集団は、イランの支援を受けている。
また、イランはこの勢力に対して、かなり影響力を行使することができる。

ロウハニ大統領が、
「米国がイラクでテロ勢力に立ち向かうなら、検討することができる」と述べたのは、
米国と分業して、ISISを壊滅し、マリキ政権を支援することが、
イラン、米国双方の利益に適うという現実的な提案だ。

この「敵の敵は味方である」という論理は、
本格的な地上戦に踏み込む腹のない米国の
オバマ大統領にとって魅力的だ。

しかし、米国が
間接的にイランと手を結ぶことになれば、
サウディアラビアの反米感情が強まる。
サウディアラビアからすれば、
イランのシーア派よりは、
アルカイダ系武装集団の方がはるかにましだからである。


・・・(中略)


国連での合意が得られない場合でも、
米国と西欧の死活的利益に関わるという観点から、
米国が武力介入に踏み切り、
同盟国に派兵を要求してくる可能性は十分にある。

 
安倍政権の憲法解釈による
集団的自衛権行使を容認した結果、
近未来に自衛隊が
イラクに出兵する可能性が出て来た。

この点についてマスメディアはもっと関心を払うべきだ。
by kuroki_kazuya | 2014-07-18 06:34 | 憲法