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by 幸田 晋

原発再稼働へ 優先すべきは住民の安全

原発再稼働へ 
優先すべきは
住民の安全


琉球新報 社説 2014年7月18日より一部

原子力規制委員会(田中俊一委員長)は
「原発の新規制基準に適合している」として
九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働を事実上承認した。

住民の安全をないがしろにした判断と言わざるを得ない。


・・・(中略)


規制委は
九電が申請した原発の安全対策の基本的な設計や方針を示した
「原子炉設置変更」を新基準に基づき、厳格に判断したはずである。
 
しかし田中委員長は
「基準の適合性を審査した。
安全だということは申し上げない」
と述べている。
矛盾も甚だしい。


安全対策が新基準に適合しているからこそ、
規制委は合格証の原案となる審査書案を了承したのではないのか。
 
安全と言えないのならば、
不合格との結論しかないはずである。
そうでなければ、新基準では
安全性を担保することができない
ということである。




・・・(途中略)


田中委員長は
「避難計画は規制の範囲外で審査では評価していない」とし、
避難計画の実効性などは所管外との立場である。


規制委は
原発そのものの安全を保証するだけの機関でしかないということだ。
ならば、規制委の合格証は原発再稼働の絶対条件にはなり得ない。
 
最も優先されるべきは住民の安全である。
原発の周辺住民の安全を置き去りにしてはならない。
新たな「安全神話」の創作も許してはならない。

by kuroki_kazuya | 2014-07-19 06:54 | 核 原子力