<震災検証報告>陸前高田市、怠慢認める…「痛恨の極み」
2014年 07月 26日
陸前高田市、
怠慢認める…
「痛恨の極み」
毎日新聞 7月25日(金)21時33分配信より一部
岩手県陸前高田市は25日、
東日本大震災の被害について検証報告書をまとめた。
市内犠牲者の約2割が
市の指定避難所で津波にのまれた事実を「痛恨の極み」とし、
その安全性を過信した
市側の怠慢を認めた。
報告書によると、
市の死者・行方不明者は1757人で、
浸水域内の人口に対する犠牲者率は10.64%と被災東北3県で最大。
生存者らへの聞き取り調査の結果、
市内67避難所のうち市民会館など
少なくとも9カ所で推計303~411人(約17~23%)が
犠牲になったことが分かった。
市は2006年、
県の津波被害想定調査を基に建物や空き地などを避難所に決めた。
建物の浸水は
最大で2メートル未満とみて、
それ以上の上階があれば安全と考えた。
しかし実際の津波は
高さ15メートルを超え、
報告書は「県の予測を絶対視し、見直さなかった」と猛省した。
・・・(後略)