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by 幸田 晋

【創刊110周年】「炭鉱のカナリア」として

【創刊110周年】
「炭鉱のカナリア」として


高知新聞 社説2014年09月01日08時13分より一部

県民とともに歩むことを誓った高知新聞の
創刊から110年を迎えた。

社論として考えを示すこの社説欄も
その歴史をともにする。
 
あらためて述べるまでもなく、高知新聞は
高知県に生きる新聞である。

高知県の明日を見据え、住みやすい地域を
築き上げるための本欄でなければならないのは当然だ。
 
同時に、国内外で日々生起する問題は、
県民や国民の生活とさまざまな形でつながっている。
県民の主読紙として、そうした問題にも向き合うことが求められていよう。
 
むろん、県勢の浮揚をはじめ、
一朝一夕に答えを見いだすことが難しい問題ばかりだ。

ではあっても、私たちは県民読者とともに考え、
悩むことによって、よりよい方向を目指すための
本欄であり続けたいと考える。
 
高知新聞は
基本方針である社是に不偏不党をうたっている。
ただし、単なる「中立的立場」を取ることを意味しない。
判断の基準となっているのは編集指針だ。
 
自由民権の系譜を受け継ぎながら、
公正で民主的な社会の実現、
人権の擁護、言論の自由、平和と共存の追求などを掲げる。

戦争に加担した戦前への
厳しい反省に立ち、
再出発した原点といえる。

 
この1年、憲法や特定秘密保護法、
集団的自衛権の行使容認といった問題を繰り返し取り上げてきた。

「安倍政治を問う」と題したシリーズもその一環と位置付けている。
 
立場が違えば、異なる主張があるのは当然だろう。

だが、「国のかたち」を根本から
つくり変えようとする安倍政権の動きは、
国民の十分な理解もないままに進める
手法も含め、
見逃すことは到底できない。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2014-09-02 06:06 | 憲法