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by 幸田 晋

大間と高浜 30キロ圏内の声を聴け

大間と高浜 

30キロ圏内の声を聴け


東京新聞 【社説】 2014年12月20日より一部

衆院選終了早々、
大間原発の新規制基準への適合審査が
原子力規制委員会に申請された。

でも忘れないで。
多くの人は原発依存を望んでいないし、
隣接地域の住民は事故への不安を抱えたままだ。

国内には、建設中の原発が三基ある。

中国電力島根3号機(松江市)と
東京電力東通1号機(青森県東通村)、
そして電源開発(Jパワー)の大間原発(同県大間町)である。


・・・(中略)


大間原発から対岸の北海道・函館は、最短だと二十三キロしか離れていない。
3・11後、原発事故時の避難計画策定を義務付けられた三十キロ圏内だ。
函館市の工藤寿樹市長は四月、「私たちを全く無視している」と、
国とJパワーを相手取り、建設差し止めを求めて東京地裁に提訴した。
その不安と憤りをさらに無視するような審査の申請ではなかったか。

申請の翌日、規制委は、
関西電力高浜3、4号機が事実上、3・11後の新基準に適合するとした。

高浜原発の三十キロ圏は
福井、京都、滋賀の三府県をまたぐ。
京都も滋賀も、
立地自治体並みの安全協定を求めている


規制委の田中俊一委員長は、
川内原発の時と同様、
「安全か、安全じゃないかという表現はしない」と繰り返す。

だとすれば、立地や稼働の条件として、
最低でも三十キロ圏内の同意を得ることを、
法的に義務付けるべきではないか。
by kuroki_kazuya | 2014-12-21 06:45 | 核 原子力