米国の原発がまた閉鎖、過去2年で4カ所
2015年 01月 09日
過去2年で4カ所
ナショナル ジオグラフィック日本版 1月8日(木)12時49分配信より一部
米国の原子力発電所が、また一つ閉鎖した。
閉鎖したのは、
バーモント州にあるバーモント・ヤンキー原子力発電所。
42年間に及ぶ稼働を経て2014年末に運転を停止した。
「計画していた施設改善のコストをエネルギーのコストとして考えると、
閉鎖するのが妥当との結論に至りました」と、
同発電所を運営するエンタジー社の担当者は説明する。
ヤンキー原発はバーモント州で使用される電力の70%を発電していたが、
今後は他の電源でまかなわれる。
サン・オノフレ原子力発電所では原子炉2基が2013年に廃炉となった
過去2年間に閉鎖された米国の原子力施設は、今回で4カ所を数える。
残された原子炉は約100基あるが、
2050年にはそのほぼすべてが稼働から60年を超えることになる。
安価な天然ガスが米国のエネルギー経済を一変させた今、
原発の稼働を継続するだけの投資価値があるかどうか、
各運営会社は見極めを迫られている。
・・・(後略)