<中間貯蔵>施設着工 本格搬入は見通せず
2015年 02月 05日
施設着工 本格搬入は見通せず
河北新報 2015年02月04日水曜日より一部
環境省は3日、
福島県大熊町と双葉町で、
東京電力福島第1原発事故に伴う同県内の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の造成工事を始めた。
同省は東日本大震災から丸4年となる3月11日までに廃棄物の搬入を始める方針だが、
2300人以上いる地権者との用地交渉が難航し、本格輸送開始の見通しは立っていない。
廃棄物の保管期間は最長30年間。最終処分地は決まっていない。
着工したのは本格工事が始まるまで廃棄物を収容する保管場2カ所。
帰還困難区域にある両町の工業団地に1カ所ずつ造成する。
計約6万平方メートルで収容容量は約2万立方メートル。
第1原発から1.5キロ以内にある。
3日、保管場が報道陣に公開された。
作業員約100人が重機で除染と整地を並行して進めた。
現場の空間放射線量は
毎時約5~20マイクロシーベルトで、
事故前の県内最大値の125~500倍。
・・・(後略)