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by 幸田 晋

県紙「福島民報」社説が政府の原発政策を批判  山崎久隆(たんぽぽ舎)

県紙「福島民報」社説が
政府の原発政策を批判


山崎久隆(たんぽぽ舎)



たんぽぽ舎です。【TMM:No2446】
2015年3月30日(月)午後 10:42
地震と原発事故情報より一部



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┗■2.県紙「福島民報」社説が政府の原発政策を批判
 |  川内原発にも高浜原発にも現在、免震棟は存在しない
 |  福島第一原発規模の災害になれば、発電所員は命がない
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 ◯ 福島民報は3月28日の社説「【原子力政策】この道でいいのか」で、政府の原発推進政策を批判した。「国などの姿勢はまるで原発事故などなかったようだ。

 新たな「安全神話」による「思考停止」が続く。」と。国と共に再稼働に前のめりになっている自治体への批判も込めている。

 原子力ムラが「ムラの利益を守るために」原発推進へと猛進するのは、反省などには縁の無い連中だから、まだ分からなくはないが、それに待ったを掛けて押しとどめるべき「立地自治体」までもが、同じトーンで推進している。現状に見向きもしない態度に苛立つのは当たり前だ。これは一体何たることだろう。福島県紙が批判するのは当然である。

 ◯ 例えば、川内原発にも高浜原発にも現在、免震棟は存在しない。これについて「県原子力対策監を務める角山茂章会津大教育研究特別顧問は、日本原子力学会の会議で大熊町のオフサイトセンターが原発事故で機能しなかった事例を挙げ「免震重要棟がなかったら東日本は崩壊していたのではないか」と緊急時の脆弱さを批判した。」と、批判する。

  今度、福島第一原発規模の災害になれば、発電所員は命がない。つまり原子炉を冷やす作業をする人が残らない。誰も助けにも行けない。一体どうやって住民を守るというのか。今度は西日本が壊滅する危機を迎える。

 そもそも、何処にも存在しない「世界最高水準の安全基準」などとウソ、デタラメを根拠に推進しようとしている安倍政権に対し、危機感を持たない方がどうかしているだろう。

  さすがに田中俊一委員長も「事故の教訓を忘れ原発を強硬に推進する勢力があると示唆し「そういう論に決してくじけてはいけない。事故の教訓に学ばないなら原子力はやめた方がいい」と言わざるを得ないほどの前のめりぶりなのだ。

 現実に事故の教訓など、今の、この国には存在しない。ドイツにはあるけれど。

教訓があるというのならば、
少なくても泉田裕彦新潟県知事が言うように、
事故原因の究明が終わるまで
再稼働などという段階には
進めないはずだ

by kuroki_kazuya | 2015-03-31 06:35 | 核 原子力