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by 幸田 晋

バンドン会議の安倍演説の英訳のごまかし

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バンドン会議の
安倍演説の英訳のごまかし


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年04月24日より転載



 きょう4月24日に読売新聞に極めて不可解な記事が掲載されていた。

 すなわち、22日に行われたバンドン会議での安倍首相演説の英訳に工夫が施されていたと一面で書いている。

 その要旨は一言で言えばこうだ。

 安倍首相はみずからの信念を変える事をいやがるが、その一方で歴史修正主義者というレッテルを貼って威信低下を狙う勢力にうまく対応する必要を感じている。そこで今度のバンドン会議演説ではブレーンの進言を取り入れて工夫した。今度のバンドン会議の演説では、先の大戦での日本の侵略には直接言及しなかったが、バンドン会議の平和10原則の中にある「侵略」という言葉を見つけ、これを引用する形でAGGRESSIONという言葉を使って自省の心を表す手法を取る事に成功した。これは、ブレーンがそれを見つけてうまく活用した「偶然の産物」だった(首相周辺)。

 語るに落ちるとはこのことだ。

 しかもご丁寧に読売新聞は別の紙面、この日本語と英訳の使い分けについて過去の例を引用して解説して見せている。

 これを要するに、安倍外交は国内向けと海外向けで、みずからに都合のいいように使い分けようとしてきたということだ。

 そして安倍首相の今後の最大の課題は米国議会における安倍演説をどううまく使い分けて、乗り切るかであることは言うまでもない。

 こんな姑息が通じるのは世界の主要国で英語が最も出来ない日本人(政治家も官僚も財界もメディアも国民もすべて)を相手にするときだけである。

 中国人も韓国人も、日本人より英語は堪能だ。

 しかも、中国人も韓国人も、日本語を日本人の様に理解できる者は多い。

 彼らが安倍外交の英訳の「捏造」を騒ぎ出したらひとたまりもないだろう。

 安倍首相とブレーンたちは、もういい加減にごまかし外交を止める時だ。

 読売新聞は、こんな馬鹿な記事を書いてスクープ顔をするより、安倍首相の過ちをいさめるべきである。

 読売新聞が本当に安倍首相の事を思う新聞社であるなら、そして読売新聞が日本や日本人の事を大切にする新聞社なら、なおさらである(了)
by kuroki_kazuya | 2015-04-25 06:05 | 日本の今後