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by 幸田 晋

「最強の官房長官」評もある菅義偉氏 基地問題では立ち往生

「最強の官房長官」評もある
菅義偉氏 

基地問題では立ち往生


NEWS ポストセブン 5月6日(水)7時6分配信より一部

長期安定政権を築く安倍内閣において、
菅義偉官房長官こそが絶対的な要であると誰もが認める。
しかしその彼がいま、
沖縄基地問題において初めて矢面に立たされている。

ノンフィクション作家の森功氏が迫る。

 * * *
 
それは菅義偉にとって、想定外の一撃だったかもしれない。
四月五日九時四十分、
那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで対峙した
翁長雄志(沖縄県知事)に菅は、
反発を覚悟で話し合いの口火を切った。


・・・(中略)


「官房長官が、『粛々』という言葉を何回も使われるんですよね。
僕からすると、『問答無用』という姿勢が、上から目線のように感じられ……」
 
翁長にしてみたら、
メディア受けするよう計算ずくで使った言葉だったに違いない。
菅の態度が、
かつて米軍統治下の沖縄で圧政を敷いたキャラウェイ高等弁務官の姿と重なる、とまで批難した。
その計算通り、「粛々」という言葉がクローズアップされ、まるで権力を振り回す横暴なイメージを残した。
 

・・・(途中略)

 
菅義偉は、
二〇一二年十二月の安倍晋三政権発足以降、
霞が関の官僚や産業界に睨みをきかせ、官邸を差配してきた。

「影の総理」とまで呼ばれる。歴代の自民党内閣のなかで、
最強の官房長官と絶賛する声もある。
だが、その菅でさえ、沖縄の基地問題では立ち往生している。

※SAPIO2015年6月号
by kuroki_kazuya | 2015-05-07 06:25 | 反動