1号機建屋カバーの本格解体始まる 昨年7月の予定から大幅遅れ
2015年 05月 16日
本格解体始まる
昨年7月の予定から
大幅遅れ
産経新聞 5月15日(金)8時52分配信より一部
東京電力福島第1原発1号機の廃炉に向けた建屋カバーの本格的解体工事が15日、始まった。
昨年7月に解体する計画だったが、
3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散した問題や、
死亡労災事故があったことで、着手は大幅に遅れていた。
解体がうまくいけば、
建屋上部のがれきを撤去した上で、
平成31年度にも
燃料貯蔵プールに残る392体の
燃料棒の取り出しに入る。
この日午前、建屋カバーの屋根パネルに開けた穴から、放射性物質の飛散防止剤の散布を行った。
その後、6枚(1枚=幅7メートル、長さ42メートル)ある屋根パネルを、
クレーンを使って1枚ずつ順番に取り外す。
さらに飛散防止剤を散布しながら、
建屋カバーの横壁のパネルもすべて撤去し、
建屋の周囲に防風シートを設置する計画だ。
水素爆発のあった1号機の原子炉建屋最上階には、
放射性物質に汚染されたがれきが降り積もっている。
・・・(後略)