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by 幸田 晋

【核のごみ説明会】非公開では理解は進まぬ

【核のごみ説明会】
非公開では
理解は進まぬ


高知新聞 社説 2015年05月31日08時08分より一部

本当に国民の理解を得ようとしているのか。疑問を禁じ得ない。
 
原発で発生する「核のごみ」の最終処分について、
経済産業省資源エネルギー庁が
自治体向けに開いている説明会を非公開としているからだ。

 閣議決定した最終処分に関する基本方針の説明が目的という。ただ、その基本方針は情報公開の徹底を明記している。方針と矛盾するちぐはぐな対応は、かえって国民の不信を高めかねないだろう。

 核のごみは使用済み核燃料を再処理する過程で発生し、極めて強い放射線を出す。政府は地下300メートルより深い岩盤に埋める「地層処分」の方針を決め、原子力発電環境整備機構(NUMO)が候補地を公募してきた。

 だが、最終処分地選定の見通しは全く立っていない。このため、政府は基本方針の改定で従来の公募方式を見直し、国が「科学的有望地」を提示して自治体に調査を申し入れる仕組みにあらためた。

 問題の自治体向け説明会は7月までに大半の都道府県で開くものの、日程や場所、参加自治体に至るまで非公開という。同庁は「出席した自治体が、処分場誘致に関心があるとの誤解を招きかねない」とするが、この説明は理解に苦しむ。

最終処分場の受け入れは
地域の将来を左右するだけに、
自治体と住民の十分な情報共有が欠かせない。
同庁は
一般向けのシンポジウムも並行して開催するものの、
一方で秘密主義をとれば、
情報の透明性や信頼性は
損なわれることになろう。



・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-06-01 06:58 | 核 原子力