スキーにはまっています。


by 幸田 晋

「存立危機」の空論に熱中できる日本の幸運さと甘さ

みなさま、時間のアル時に
是非、「ブログ『天木 直人のブログ』」へ
お出で頂きたい。と、思います。<<KK>>

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「存立危機」の空論に
熱中できる日本の幸運さと甘さ


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年7月6日より転載


 きょう7月6日の東京新聞「私説 論説室から」で、半田滋氏が次のように疑問を呈していた。

 集団的自衛権行使容認の前提条件となっている存立危機とは具体的には何か、そしてそれは起こり得るのか、と。

 それこそが、安保法制案の議論の本質であり、憲法論議の決め手だ。

 しかし、私の関心は、そんな問題提起ではない。

 存立危機について国会で議論を続けられる平和な日本の幸運さだ。

 そして、そんな議論を国会議員に許している国民の甘さ、鈍感さだ。

 戦争に明け暮れ、文字通り存立危機に日々さらされている国は、中東はもとより世界中にあまたある。

 そのような国々に、存立危機について議論をしている余裕などあるというのか。

 その事を思えば日本は何と恵まれているのだろうか。

 しかし、存立危機との戦いは、戦争やテロとの戦いだけではない。

 いくら平和な状態であっても、存立危機に直面し、日々それと戦っている国や国民は世界中に多い。

 ギリシャがそうだ。

 ギリシャの国民がそうだ。

 ところがギリシャと同じように、いやそれ以上に国民の暮らしは危機に瀕しているのに、日本国民は動かない。

 高齢者がどんどん見捨てられ、年金だけでは生きていけないと焼身自殺するものが出てくるようになっても、日本国民は立ち上がらない。

 このような権力に従順な国民こそが権力をのさばらせてきたのだ。

 戦争に巻き込まれて犠牲者が出る事を恐れるよりも、失政によって生活を奪われていく事を恐れるべきだ。

 その失政を繰り返している安倍政権に、国民は怒らなければいけない。

 日本国民はギリシャ国民に学ばねばいけない(了)

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ついに安倍内閣不支持が
支持を上回った衝撃


ブログ「天木 直人のブログ」  
2015年7月6日より転載


 きょう7月6日の毎日新聞が一面トップで大きく報じた。

 週末(7月4日、5日)に行った毎日新聞の世論調査では、ついに安倍内閣不支持が支持を上回ったと。

 もはや時間の問題であったとはいえ、大手新聞が一面トップで書いたことの衝撃は計り知れない。

 安保法案の合憲、違憲をめぐって国会は無益な論戦を繰り返してきたが、もはやそれどころではない。

 いや、安保法案どころか、すべてが吹っ飛ぶほどの衝撃である。

 9月の自民党総裁選さえも、どうなるかわからない。

 笑ってしまうのは、きょうの読売新聞が、やはり週末(7月3-5日)に行った世論調査の結果を小さく報じていたことだ。

 安倍内閣の支持率は下がる一方だと書きながら、それでも支持率は49%で、不支持率40%を上回っていると書いている。

 読売新聞は決して安倍内閣の不支持率が支持率を上回る記事を書くことはないだろう。

 それは読売新聞の世論調査がねつ造されているからではない。

 そのような結果を示す世論調査を行う前に、安倍政権はつぶれているからだ。

 毎日新聞のこの世論調査が発表された今朝から、日本の政治は大きく流れが変わることになる(了)
by kuroki_kazuya | 2015-07-07 06:05 | 日本の今後