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by 幸田 晋

新国立維持費1046億円に膨張 五輪後 年20億円の赤字

新国立維持費1046億円に膨張 

五輪後 年20億円の赤字


東京新聞 2015年7月8日 07時10分より一部

 二〇二〇年東京五輪・パラリンピック大会の主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は七日、計画を話し合う有識者会議を開き、総工費を二千五百二十億円とする案を報告し、了承された。維持管理費として五十年間で千四十六億円が必要になる見通しも判明。一方で、年間収支の黒字見込みは三千八百万円しかなく、実質的に毎年二十億円程度の赤字となる恐れがある。

 JSCは十月の着工を目指し、近く施工業者のゼネコンと契約する。当初、ラグビーワールドカップ(W杯)半年前の一九年三月とされた完成時期は、二カ月遅れの同年五月とした。

 昨年五月の基本設計時の総工費は千六百二十五億円で、当時総工費に含まれていた開閉式屋根などの分二百六十億円を除くと、今回との差額は千百五十五億円。そのうち、屋根を支える二本の巨大アーチなどデザインに伴う難工事による増加分が約七百六十五億円に上った。その他、消費税増税で約四十億円、建築資材や人件費の高騰で約三百五十億円となった。

 JSCが昨年八月に公表した収支計画では、維持管理費は五十年で六百五十六億円、開閉式屋根設置後のコンサート収益など年間の収支の黒字は三億三千万円とされた。新たな試算では、維持管理費が約四百億円膨らむ一方、収支の黒字は十分の一程度に減少。維持管理費を年間に換算すると約二十一億円となり、実質的な収支は毎年二十億円超の赤字になる。

JSCは会議で、コスト増の要因について、
難工事が予想され、
ラグビーW杯に間に合わせるためには資材や人員確保のコストがかかると説明。

河野一郎理事長は
「予測できなかった」と見通しの甘さを認めた。

会議のメンバーからはコスト増や工期の遅れについて意見は出ず、
計画案を全会一致で承認した


・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-07-09 06:35 | オンブズマン