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by 幸田 晋

<最終処分場>3市町猛抗議 調査再開できず

<最終処分場>3市町猛抗議 

調査再開できず


河北新報 2015年08月29日土曜日より一部

 東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場建設をめぐり、環境省は28日、宮城県内3候補地の現地調査のため栗原市、大和町、加美町を訪れた。環境省職員が午前、午後の2回にわたり現地入りを試みたが、加美町で住民らの激しい抗議に遭い、作業着手を見合わせた。

 環境省は同日、資材搬入や看板設置など調査の準備をする予定だった。29、30日は作業せず、31日午前に3候補地を再度訪れ着手の機会を探る。

 候補地の一つ、加美町田代岳には早朝から猪股洋文町長をはじめ住民ら約200人が集まった。建設反対を訴えるのぼりを掲げ、現地につながる町道を人垣でふさいだ。環境省職員と作業員16人が現地に入ると、住民らは反発を強め「帰れ」などと声を上げた。

 環境省東北地方環境事務所の東利博保全統括官が「道を開けてもらいたい」と説明したが、猪股町長は「断固反対が住民の声」と反論。互いの主張は平行線をたどった。午後も同様のやりとりがあり、最終的に同日の着手は見送られた。


・・・(中略)


<指定廃棄物>
放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8千ベクレルを超える廃棄物で、
ごみの焼却灰や下水汚泥、稲わらなどがある。

東京電力福島第1原発事故で出た放射性物質が付着して12都県で
計約16万トン(3月末時点)が発生し、そのうち福島県が約13万トンを占める。

各地で一時保管されており、国は発生した各県で処理する方針。
量が多く、既存の最終処分場では足りない5県(宮城、茨城、栃木、群馬、千葉)では、
国が1カ所ずつ処分場を新設する予定。
by kuroki_kazuya | 2015-08-30 06:45 | 核 原子力