拉致再調査報告書は受け取っていたと週刊誌でバラシタ飯島勲
2015年 10月 08日
是非、「ブログ『天木 直人のブログ』」へ
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拉致再調査報告書は受け取っていたと
週刊誌でバラシタ飯島勲
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年10月7日より転載
きょう10月7日発売の週刊文春で、飯島勲がみずからの連載評論「激辛インテリジェンス」の中で書いた。
北朝鮮は拉致再調査報告書を用意しているが、その中に生存者情報がないので日本が受け取りを拒否しているのだと。
日本政府が受け取りを拒否していることはこれまでも色々な形で報道されて来たが、安倍政権の内閣参与である飯島勲氏がここまではっきり認めた事は驚きだ。
しかもそれだけではない。
飯島氏はついに禁じ句を口にした。
すなわち、「もっと厳しい情報がもたらされることもある」と。
それを受け入れる覚悟がなけりゃ、拉致問題はいつまでたっても解決しないと。
これはすなわち生存者はいなくても拉致問題を決着させる覚悟を持てと言っているのだ。
そこまで拉致問題は行き詰まっているということだ。
それにしても内閣参与でありながら、このような内部情報を週刊誌で書き散らす飯島氏の無神経さにはあきれる。
拉致被害者家族は安倍首相に抗議しないのだろうか(了)
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邦人3人は公安のスパイだったと断じた
週刊新潮と週刊文春
ブログ「天木 直人のブログ」 2015年10月7日より転載
きょう10月7日発売の週刊新潮と週刊文春(いずれも10月15日号)が、偶然にも同時に中国で拘束された邦人3人が公安調査庁のスパイだったという大特集記事を書いた。
中国から泳がされ、追跡調査されて、一網打尽にされたというのだ。
公安調査庁の受けた衝撃は計り知れないというのだ。
これで決まりだ。
私は先般のメルマガで日本政府にはスパイ活動をする覚悟も能力もないと断じたが間違っていた。
スパイ活動をしていたのだ。
しかし能力があまりにも欠如していたので見事に見破られ、逆手に取られたのだ。
これで日本は中国に完全な弱みを握られた。
まともな対中国外交はできなくなる。
それにしても、やはり9月30日の朝日新聞の第一報は、大スクープだったということだ。
この朝日のスクープによって、中国メディアが騒ぎだし、それを見た日本のメディアが一斉に後追い記事を書いたのだ。
そこで問題になるのは、菅官房長官の記者会見におけるスパイ活動全面否定発言だ。
今度こそ嘘をついた事がバレタ。
しかし、この嘘発言は追及できずに終わるだろう。
そもそもスパイ活動に関する情報は機密中の機密であり、誰も真実を立証できない事になっているからだ。
そして、スパイ活動をしていました、と認める馬鹿はいない。
それにしても、またしても佐藤優と意見が一致した。
「菅さんの答えは0点。インテリジェンスに関する質問は、『やっている』『やっていない』で答えてはいけない。『ノーコメント』で通すべきです。『やっていない』と嘘をついたのは、大きな問題。菅さんは、公安調査庁が何をやっているのか、知らなかったのかもしれません・・・」(週刊新潮10月15日号)
何から何まで同感だ。
菅官房長官は公安調査庁が中国で何をやっていたのか知らなかったのだろう。
この事こそが、今度の事件の一番大きな問題である(了)