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by 幸田 晋

「被曝労災認定第1号」で見えたフクシマの真実

「被曝労災認定第1号」で
見えたフクシマの真実

〈週刊朝日〉

dot. 10月29日(木)7時10分配信より一部

 東京電力福島第一原発の事故収束作業をめぐり、放射線被曝が原因とみられる白血病を患った元作業員の男性(41)が、初めて労災認定を受けた。

 白血病の労災認定基準は年5ミリシーベルトの被曝。男性は18カ月で19.8ミリを被曝していた。ここですぐに疑問が浮かぶ──。国が、避難指示区域の見直しを進める基準に採用しているのは「年20ミリ」。労災基準より4倍も高いのだ。

 福島県南相馬市在住で、「南相馬・避難20ミリ基準撤回訴訟原告団」の小澤洋一さん(59)はこう言って憤る。

「私たちは『20ミリでも安心だからそこに住め』と言われている。でも、被曝の影響で病気になっても、もちろん労災は適用されません。こんなに住民をバカにした話があるでしょうか」

 県がまとめた事故後4カ月間の県民の被曝推計では、5ミリ以上の被曝者は938人。最高は25ミリだ。

 同市が住民に配ったガラスバッジ(積算線量計)を集計したデータからも、3カ月間で4ミリ以上被曝した人が7人にのぼることがわかっている。福島で甲状腺がんの疑いのある子どもが137人に増えていることを考えても、住民の健康被害への不安はもっともだ。

 だが、国は住民の心配に耳を傾けようとしない。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-10-30 06:45 | 東電 出鱈目 資本