スキーにはまっています。


by 幸田 晋

安保法で自衛隊リスク増 PKO参加国の戦闘死者446人

安保法で自衛隊リスク増 

PKO参加国の戦闘死者446人


東京新聞 2015年11月19日 朝刊より一部

 国連平和維持活動(PKO)に参加し、戦闘行為などで死亡した各国軍の軍人が、日本がPKOに初参加した一九九二年以降、四百四十六人に上ることが国連の報告で分かった。自衛隊はインフラ整備など武器を使わない活動に徹し、一人の死者も出していない。ただ、来年三月までに安全保障関連法が施行されたあとは、自衛隊の任務は拡大され、武器使用基準も緩和される。新たな任務で派遣されれば、危険に直面する可能性は高まる。 

 死者数は国連による今年十月末までの統計をもとに、本紙が集計した。九二年以降の二十四年間で、PKO全体の死者は二千五百四十人。うち各国軍人が三分の二の千六百五十三人を占め、ほかは軍人や民間人が就く軍事監視員(七十二人)、警察官(二百三十三人)、文民(二百十四人)などだった。軍人の死亡理由のうち、武装勢力の襲撃などによる「戦闘行為等」は四百四十六人、事故は六百九人、病気は四百九十七人。

 日本はPKOに十三回参加し、世界各地に要員計約一万人を派遣しているが、自衛隊員の死者は一人もいない。自衛隊員以外での死者は五人。カンボジアやタジキスタンで、ボランティアなど三人が武装集団に襲われ死亡したほか、事故死一人、病死一人だった。

 自衛隊に死者が出ていないのは、日本のPKOが道路整備などの活動に専念してきたからだ。武器使用は、自分や近くにいる人の身を守る「自己保存型」に限定していた。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2015-11-20 06:35 | 軍事