スキーにはまっています。


by 幸田 晋

原発20キロ圏「海中がれきどう処分」

原発20キロ圏
「海中がれきどう処分」


福島民報 2016/01/31 08:55より一部

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の海中にある災害がれきについて、水産庁は県に補助金を交付して撤去する方針を固めた。実施主体をめぐり、国と県の間で調整が難航していた。ただ、県は「荷揚げ場所などの調整が難しい」としており、開始時期は不透明だ。東日本大震災と原発事故から間もなく丸5年。県漁連は試験操業の海域を福島第一原発から半径10~20キロ圏に拡大する方針で、関係者から早急な撤去を求める声が上がっている。

■手付かず

 県は平成23年度から、水産庁の補助を受けて福島第一原発から半径20キロ圏外の海中がれきの撤去を進めてきた。23年度は3万3430トン、24年度は2241トン、25年度は664トン、26年度は213トンを回収し、27年度も継続している。
 県が県漁連を通じて漁業者に撤去作業を依頼し、家屋や乗用車などの大型のがれきの撤去は業者に委託している。水産庁からの補助金は26年度までで計47億9759万円に上る。
 一方、旧警戒区域だった福島第一原発から20キロ圏内については実施主体が定まっておらず、手付かずになっていた。水産庁は、県漁連による10~20キロ圏への試験操業の海域拡大に備え、20キロ圏内の海中がれきを早急に撤去する必要があると判断。20キロ圏外と同様に漁場復旧対策支援事業を活用し、県に補助する形で実施する。

■国も関与すべき

 実施主体となる県は今後、20キロ圏内の海中がれきの荷揚げ先や保管場所を確保するため、関係市町村と本格的な協議に入る。
 ただ、20キロ圏内にある富岡漁港(富岡町)と請戸漁港(浪江町)はいずれも災害復旧工事中で、早くても29年度以降の完成となる予定。20キロ圏外の最寄りの漁港としては、真野川漁港(南相馬市)と久之浜漁港(いわき市)があるが、20キロ圏内の海中がれきを荷揚げすることで風評被害を招く恐れがあると懸念する地元住民は少なくないという。担当者は「回収はできても、荷揚げ先や保管場所の調整は容易ではない」と頭を悩ませ、「国も積極的に関与すべきだ」と訴える。

・・・(後略)
by kuroki_kazuya | 2016-02-01 06:45 | 東電 出鱈目 資本