『原発と核抑止の犯罪性』浦田賢治編著
2016年 04月 10日
核エネルギーを使った原発と核兵器の一体性を強く意識
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2753】
2016年4月9日(土)
地震と原発事故情報より一部
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┗■2.たんぽぽ舎にみえた大学の師より本をいただいた
| 『原発と核抑止の犯罪性』浦田賢治編著
| 核エネルギーを使った原発と核兵器の一体性を強く意識
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
イ.数ヶ月前、大学時代(法学部)の教授がたんぽぽ舎へみえた。そして1冊のぶ厚い本をいただいた=『原発と核抑止の犯罪性』という名称。308頁の本で、2012年9月刊(2011年3・11後の発行物)。
私は不覚にも大学在学中に教わった浦田教授が原発と核について、これほど深い、詳しい見識をもってみえることを認識していなかった。
ロ.たんぽぽ舎で長年かけて習得してきた原発の犯罪性、核抑止説の犯罪性について、本書では、米国のフランシス・A・ボイル教授らの論文などが紹介され、浦田教授の多くの解説も載っている。ちょっと高い本(3800円プラス税)だけど、ぜひご一読をすすめたい。
2011年3・11の東京電力福島第一原発事故後に、あの大惨事を意識しつつ、「ヒロシマからフクシマへ」という問題の核心は何だろうか、それを国際法・憲法・刑事法に照らして読みとこうとした本である。
ハ.本書のはしがきの一部を紹介します。
「彼の論旨は、核兵器の使用と威嚇は国際法上、犯罪となるものだった。…
本書第2部で訳出した『核抑止の犯罪性』と題する論文集は、核兵器ばかりでなく、プルトニウム動力源で宇宙までも汚染する政策に断固反対…
本書の書名は、核エネルギーを使った原発と核兵器の一体性を強く意識してつけられた。…」
書籍名『原発と核抑止の犯罪性』国際法・憲法・刑事法を読み解く
浦田賢治編著 発売「日本評論社」(3800円プラス税)
☆本書は、たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035 柳田あて)でも扱っています。税込3000円(1冊の送料350円)